高木美帆、五輪想定タイムトライアルで手応え…ナイター開催「苦手と感じなかった」

スポーツ報知
女子3000メートルのタイムトライアルに出場後、高木美は笑顔を見せる

◆スピードスケート 五輪代表トライアル(19日、長野市・エムウエーブ)

 スピードスケートの平昌五輪代表壮行タイムトライアルが19日、長野市エムウエーブで行われ、女子3000メートルでメダルが期待される高木美帆(23)=日体大助手=は4分10秒50で1位だった。

 今回は本番の予行演習を兼ねた試み。普段と異なり、競技が夜に行われるため、この日も午後8時に開始。観客も入り、録音した歓声や音楽が大音量で流され、五輪仕様のレーシングスーツも着用。本番に近い状況が用意された。高木美も疲れをためないように日中の過ごし方を工夫し、「(夜の試合は)あまり苦手だなとは感じなかった」と手応えをつかんだ。

 年始に陸上トレーニングを挟み、氷上練習再開から約1週間。疲労が残る状況で「タイムだけ見るとちょっとなというところはあるけど、感触は良かった」と前向きに受け止めている。

 レース後には、観客の前で日本選手団の先陣を切る決意も語った。3000メートルは開会式翌日の10日午後8時から行われる。1500メートルが本命とはいえ、W杯第3戦で優勝している種目。「スピードスケートだけでなく、五輪でも最初の方になるレース。先陣を切っていい流れを次に回していけるように全力で挑んでいきたい」。金メダル候補として臨む2度目の五輪へ自覚を漂わせた。(林 直史)

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