宇野昌磨が韓国入り「当日は寝坊しないように気をつけて」

　平昌五輪の男子フィギュアスケートの金メダル候補の一人、宇野昌磨（２０）＝トヨタ自動車＝が６日、仁川空港に到着した。日本選手団のジャケットに黒縁めがね。風邪予防に、顔半分をマスクで覆い降り立った。今の気持ちを問われて「第一声、ええ…特に何もないです」と笑顔で応じた。「もうすぐ五輪という以前に、試合という気持ちががなく、あまり実感がない」と、いつも通りの自然体だった。

　今大会のフィギュアスケートは異例の午前スタート。朝が苦手な宇野だが「当日は寝坊しないように気をつけて、あとはその時、なるがままになればいいかなと思う」。ここでも自然体だった。

　初めての五輪でメダルを期待されている。「五輪のメダルを取ることがとても重要なことだとは思うけど、その結果を出すためには自分の練習してきたことを出し切ることが近道」。自分の演技に集中する。

　団体戦ではショートプログラム（ＳＰ）で日本チームの先陣を切ることが有力視される。「チーム一丸となって、いい順位を取れるようにしたい」と話した。

　団体戦の男子ＳＰは９日、フリーは１２日、個人戦の男子ＳＰは１６日、フリーは１７日に行われる。