坂本花織、“早起き対策”に「照射器」導入 「スーって起きられて目覚めは良い」

スポーツ報知
サブリンクで練習する坂本花織(カメラ・酒井 悠一)

 フィギュアスケート女子の坂本花織(17)=シスメックス=は7日、試合会場の江陵(カンヌン)アイスアリーナで、昼と夕方の2回に分けて練習を行った。現地入り3回目の朝にして、初めて“早起き対策”を開始。これまでの国際大会は夜に試合が行われていたが、五輪期間中は、各日とも午前中に競技が行われるため、選手によっては夜が明ける前に起床することになる。

 そこで、最適なタイミングで太陽に代わる人工の光を浴びながら起きられる「照射器」を導入。この日は朝5時30分に設定したが「徐々に明るくなると聞いていたけど、急に(光が)パーってきた(笑い)。目がショボショボした」と想像外の光の強さにビックリ。それでも効果の方は抜群で「いつも二度寝しちゃうけど、スーって起きられて、目覚めは良い」とにっこりだった。

 昼の練習では「氷にまだ慣れない」と、3回転ループや連続ジャンプに苦戦していたが、夕方にはしっかり修正。SPの曲かけでも、3本のジャンプを全て降り、安定感を見せた。団体戦の11日のSPか12日のフリーが五輪初戦となる見通しで「だいぶ普通の試合感が出てきた」と集中できている。(小林 玲花)

スポーツ

×