日本選手団37人が極寒開会式参加…選手の表情まで伝わった

2018年2月10日6時0分  スポーツ報知
  • 入場する高梨沙羅(中央)ら日本選手団

 開会式が9日、平昌五輪スタジアムで行われ、17日間の熱戦が幕を開けた。日本選手団は旗手のジャンプ男子・葛西紀明(45)=土屋ホーム=ら選手37人と役員らが参加。冬季五輪史上最多となる92か国・地域から2900人超がエントリーし、25日まで7競技、102種目が行われる。

 戦いを前にした37人は、五輪ムードを心から楽しんでいた。日本の入場は「あいうえお」順にあたる、ハングルのカナダラ順により62番目。旗手の葛西が「日本選手みんなが最高のパフォーマンスを出せるように」と先導した。K―POPに合わせ、観客も踊りながら温かく選手を迎えた。下馬評通り極寒の開会式。踊っていないと、寒いのだ。

 五輪スタジアム脇の川は完全に凍っていた。気温は氷点下2~3度ほど。ただ風が強く、体感は氷点下10度といったところか。寒いというより痛い。「凍死者が出る」と言われ、大会組織委は観客や報道陣へカイロ、手袋、帽子など防寒具6点セットを無料配布した。人気ブランド「ザ・ノース・フェイス」製のニット帽は五輪のロゴ入りでおしゃれ。カイロも携帯用、クッションに貼る用、靴下に貼る用の3種類、計6個あった。

 五輪の開会式取材は16年リオ五輪に続き2度目だ。前回は8万人収容のマラカナン競技場に、ビールを手にノリノリのブラジル人がギッシリ。会場の一体感はすごかったが、選手との距離は遠くて豆粒のようにしか見えなかった。今回は3万5000人収容で近く、選手の表情まで伝わった。

 北朝鮮問題が騒がれたが、入場行進中には米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長のそっくりさんが客席に現れ“融和ムード”を演出する一幕もあった。「平和」をテーマに掲げる17日間の祭典。競技でたくさんの感動を味わえればと思う。(細野 友司)

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