坂本花織、“五輪デビュー”団体女子フリーで131・91点、メダル獲得の可能性消える

スポーツ報知
女子フリーで演技する坂本花織

◆平昌五輪第4日 ▽フィギュアスケート団体女子フリー(12日・江陵アイスアリーナ)

 5チームによる団体戦最終日は、この日2種目目となる女子フリーが行われ、2番滑走の坂本花織(17)=シスメックス=は、131・91点。日本は、アイスダンス・フリーの1種目を残してメダル獲得の可能性が消えた。

 坂本は冒頭の3回転フリップ―3回転トゥーループのコンビネーションが単発になるミス。後半は、3回転フリップ―2回転トゥーループの2回転を3回転にするなど、リカバリーしていったが、得点は伸びなかった。

 坂本はこの五輪本番に合わせ、9、10日と五輪会場を離れ、ソウルで極秘練習を敢行していた。試合会場では1回につき40分間しか練習できず、制限があったため、連日高速鉄道で2時間ほどかかるソウルのリンクに通い、ジャンプをチューンアップしてきた。

 この日は、最初の男子フリーに田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=が出場したが、148・36点で5人中最下位だった。最終種目のアイスダンス・フリーには村元哉中(24)、クリス・リード(28)組=木下グループ=が出場する。

 ◆坂本 花織(さかもと・かおり)2000年4月9日、兵庫県生まれ。17歳。神戸野田高2年。3歳でNHK連続テレビ小説「てるてる家族」を見てフィギュアに憧れ、4歳でスケート靴を履いた。昨季ジュニアGPシリーズ日本大会で優勝し、ファイナルと世界ジュニアで3位。全日本ジュニアでは白岩優奈、本田真凜を抑えて初優勝。今季からシニアに転向し、スケートアメリカ2位、全日本選手権2位。四大陸選手権では214・21点の自己ベストで優勝。特技は水泳と折り紙。158センチ。

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