日本人最上位9位の藤森ビッグエアへ「自分の最高の技を出す」

スポーツ報知
日本人最上位の9位に入った藤森由香(カメラ・相川 和寛)

◆平昌五輪第4日 ▽女子スロープスタイル決勝(12日・平昌フェニックス・スノーパーク)

 スノーボードクロスから転向し、4度目の五輪に臨んだ藤森は、入賞に一歩届かなかった。強風に苦しみ「70%ぐらいの出来で少し残念」とこぼしたが、「最後まで滑り切れたことには満足」と笑顔を浮かべた。採用スコアとなった1回目は「今まで学んだことが生きた」と対人競技のスノーボードクロスで培った技術が生きた。低い体勢を維持してスピードに乗り、着地も衝撃を巧みに抑えた。

 最後のキッカーでは横2回転技を鮮やかに決め、このジャンプ台では全体で3番手の高得点をマーク。1回目を終えて63・73点で5位につけた。2回目は横2回転を最後から二つ目のジャンプ台で決め、最後は縦回転の大技に挑んだが惜しくも成功せず。得点を伸ばせず、結果は9位に終わった。

 転向して3年でこの種目の代表切符をつかんだ31歳は、五輪は今回で最後と決めている。残るは19日に予選が行われる予定の女子ビッグエアだ。「強い気持ちで滑って、自分の最高の技を出したい」と意気込んだ。

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