平野歩夢、3位で決勝へ「技はとりためてある」ソチ銅・平岡卓は予選敗退…スノボ男子HP

スポーツ報知

◆平昌五輪第5日 ▽スノーボード男子ハーフパイプ予選(13日・フェニックスパーク)

 ソチ五輪銀の平野歩夢(19)=木下グループ=は2回目に95・25点を出し、3位で14日の決勝進出を決めた。1回目は87・59点で4位と上々の滑り出し。2回目は一番最初のトリックで1回目を0・2メートル上回る高さ5・2メートルを出しアピール。難易度は抑えながら完璧に近い演技をみせた。同銅メダルの平岡卓(22)=バートン=は、2回目に75・75点をマーク。暫定12位につけたが、2・75点及ばず13位で予選落ちした。

 日本勢は片山来夢(22)=バートン=が2回目で1回目より5・25高い90・75点を出し5位。戸塚優斗(16)=ヨネックス=は最後の着地でバランスを崩して65・25点だったが、1回目の80・00点が採用され10位で予選を突破。五輪2連覇中のショーン・ホワイト(31)=米国=が1回目に93・25点、2回目に98・50点を出しトップで決勝に進んだ。

 予選は29人が2回ずつ滑り、ベストスコア方式で上位12人が決勝に進む。

 平野歩夢「まず予選は通ればいいという気持ちで滑れた。技は(決勝に)とりためてある。予選より決勝という気持ち。入り込みすぎないように気持ちを持って行っていた。抑えて通れれば一番いいと思っていて、その通りの点数が出て良かった。(決勝は)自分ができる全てを本番で出せればいいと思っている。それが完成できれば結果もいい位置に立てるのかなと思います」

 片山来夢「五輪はどういうものなのか、分からなかったけれど、緊張しなくて、こういうものなのかという感触もできた。明日につながるいい予選だった。技術どうこうより気持ちでしっかり落ち着いていこうと思っていた。(雰囲気は)観客がいた方が気持ちが盛りあがって攻められるので、大勢の観客が力になった。自分のできることを1本1本決めて、順位よりベストなランを決めた方が結果がついてくる。落ち着いて滑りたい」

 平岡卓「けっこうテンパって、1本目ミスをしてだいぶ緊張した。(2本目は)集中して絶対決めようと思っていた。難しさと言うより、自分との戦いだった」

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