葛西、予選22位に怒り「ゴミですね」

スポーツ報知
予選を終え、引き揚げる葛西(カメラ・相川 和寛)

◆平昌五輪第8日 スキージャンプ男子個人ラージヒル予選(16日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 個人ラージヒル予選(HS142メートル、K点125メートル)が行われ、今大会ノーマルヒル7位の小林陵侑(21)=土屋ホーム=が最長不倒の143・5メートルを飛び、127・6点の3位で上位50人による決勝(17日)に進んだ。R・ヨハンソン(ノルウェー)が135メートルの131・9点で首位通過。14年ソチ五輪銀メダルの葛西紀明(45)=土屋ホーム=が22位、竹内択(30)=北野建設=が27位、小林潤志郎(26)=雪印メグミルク=は37位で日本勢は4選手全員が予選を突破した。

 2大会連続の表彰台を狙う葛西は、K点に届かない122・5メートルに降りた。開口一番「ゴミですね、ゴミ!」と自らの飛躍をバッサリ。22位で手堅く予選は突破したものの、攻めの姿勢を貫けなかったのがふがいない。いら立ちは収まらず「すごく消極的なジャンプをしてしまった。予選を無事に通ろう、というジャンプだった。ゴミです。自分に腹が立つ」とまくしたてた。

 15日の公式練習では138メートルの大ジャンプを見せていたが、課題が残る予選になった。決勝は妻・怜奈さんと長女・璃乃ちゃん(2)が応援に訪れる予定。「あれこれ考えても変わらないので、しっかり(良いジャンプを)イメージして(風が)当たってくれると信じたい」と切り替えていた。

スポーツ

×