宇野昌磨の恩師・山田満知子コーチ「努力したかいがありましたね」

　平昌五輪の男子フィギュアスケートで銀メダルを獲得した宇野昌磨（２０）＝トヨタ自動車＝の恩師である山田満知子コーチ（７４）が１７日、愛知・豊田市内の中京大で取材に応じた。同大内のアイスアリーナで教え子の勇姿を見届けたという山田コーチは、晴れやかな表情で会見場に現れ「すごくうれしい。ショートは良くなかったけど、あれだけのプレッシャーの中で、何としてでもという勢いで成功した。大満足です」と笑顔を見せた。

　宇野が５歳の頃から指導してきており「世界選手権と違ってオリンピックなんでね。良い時に迎えることができたのは、あの子の力だしラッキーだと思う。金メダル（争い）まで到達して、小さい頃のことを思ったら『ええ？』って感じですけど、努力したかいがありましたね」とここまで歩んできた１５年間を感慨深そうに振り返った。かつては伊藤みどりや浅田真央も育てた“名コーチ”は、宇野の今後については「前から４年後を見据えてやっていると思う」と次回２０２２年の北京五輪での連続メダルにも期待を寄せた。