加藤条治、バランス崩し6位…現役続行に意欲

スポーツ報知
6位入賞もメダル獲得ならなかった加藤

◆平昌五輪第11日 ▽スピードスケート男子500メートル(19日・江陵オーバル)

 男子500メートルが行われ、日本勢はメダルは逃したがダブル入賞を果たした。山中大地(27)=電算=が34秒78で5位、10年バンクーバー五輪銅の加藤条治(33)=博慈会=が34秒831で6位。4度目の五輪を終えた加藤は現役続行に意欲を示した。長谷川翼(24)=日本電産サンキョー=は35秒08で14位。同種目で今季W杯3勝のホーバル・ロレンセン(ノルウェー)が、34秒41の五輪新記録で優勝した。

 大一番に合わせる力は天下一品だった。加藤は第1カーブでややバランスを崩し、表彰台に0秒18届かなかったが、34秒831で6位。4度目の五輪を終え「トップに届かなかったのは悔しいけど、すがすがしい気持ち」と充実感を漂わせた。

 ソチ五輪後は両膝痛に苦しみ、昨春に日本電産サンキョーを退社する決断も下した。今季序盤は「本当に間に合うのかなと心配は大きかった」と吐露したが、積み重ねたキャリアを信じた。15年3月には長女が誕生。父としての初めての五輪を終えた33歳は「まだ上に行く力は十分ある。チャンスがあれば続けたい」と現役続行に意欲を示した。

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