渡部暁斗、前半ジャンプで首位に…複合個人ラージヒル

スポーツ報知

◆平昌五輪第12日 ▽複合個人ラージヒル決勝(20日)

 複合個人ラージヒル決勝で、渡部暁斗(29)=北野建設=が前半の飛躍に臨み、134メートルを飛んでトップに立った。1秒差の2位にノルウェーのヤールマグヌス・リーベル。複合個人ノーマルヒルで金メダルを獲得したエリック・フレンツェル(ドイツ)は24秒差の4位。

 14日の個人ノーマルヒルは2大会連続の銀。「シルバーコレクター」の異名に「2位は飽きた」と笑った。後半の距離は午後9時45分スタート。92~93年シーズンからW杯個人総合3連覇を果たすなど「キング・オブ・スキー」と呼ばれた荻原健司も届かなかった、五輪個人の頂点に再挑戦する。

 ◆ノルディック複合 飛躍、距離の2種目の総合成績で争う。個人戦では前半飛躍の得点差を15点=1分に換算して、飛躍の首位選手から後半距離(10キロ)をスタート。距離の着順が順位となる。

 ◆渡部 暁斗(わたべ・あきと)1988年5月26日、長野・白馬村生まれ。29歳。98年長野五輪のジャンプを観戦して小学4年でジャンプを始め、06年トリノから五輪4大会連続出場。11年に北野建設入社。14年ソチと今回の平昌で個人ノーマルヒル連続銀メダル。世界選手権では09年団体金、17年個人ラージヒル銀。173センチ、60キロ。家族はフリースタイルスキー・ハーフパイプ平昌五輪代表の妻・由梨恵(29)。

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