渡部暁斗の妻・由梨恵が語る夫の魅力と素顔 休日は夫婦で「猫カフェ」

スポーツ報知
5位でメダルを逃し引き揚げる渡部暁斗

◆平昌五輪第12日 ▽複合個人ラージヒル決勝(20日、アルペンシア距離センター)

 複合個人ラージヒルで5位入賞した渡部暁斗(29)=北野建設=の妻で、今大会フリースタイルスキー女子ハーフパイプ代表の渡部由梨恵(29)=白馬ク=が昨年、結婚生活で感じる夫の素顔を明かした。複合競技だけにとらわれず、多彩なメニューをこなすトレーニング生活を送る一方、休日には夫婦で「猫カフェ」を訪れて癒やされることもある。競技者と妻、2つの立場で接するからこその魅力を語った。(細野 友司)

 夫は「適当に深い」。切り替えが早すぎて、あまりついていけないです(笑い)。練習メニューも、自分に必要なものを瞬時に察知しているのかもしれません。例えば「禅」とか。ボルダリングも一見関係ないように見えるけど、あれは全身の力を使わないと登れない。私もやるようになりました。面白いし、思っていたよりも体の連動、使い方が大事だな、と。やってみて、どんな競技にでもつながると分かりました。

 適当なんだけど、考えている。大学の時も普段はくだらないことを言って何も考えていない人だと思っていたけど、スキー部の全体ミーティングで、部門ごとに一言、目標を話すタイミングがあって。その時、「あまり一つの概念にこだわりすぎないで、スライムみたいになる意識をしている」と言ったんです。やることはブレないけど、やり方はその器にハマる柔軟さがある。芯の部分は単純にすごいなと思いましたね。

 大事にしているのは、できるだけ互いのリズムを崩さないこと。一緒に買い物に行きたい気持ちもあるけど、あまりそれを出さないように気をつけています。会っていない時と同じリズムでトレーニングをやれた方が、断然良いですから。ただ私は動物が好きなので、休日に白馬の猫カフェに行ったりはしました。夫は最初は嫌だったと思うけど、無理やり私が連れて行っちゃいました(笑い)。猫がたくさん寄ってきて触れて。猫は私の実家(北海道・富良野)にもいるので、夫もだんだん(猫が)かわいいとなってきたみたいです。

 (暁斗は)レース自体を楽しんでいる感じ。自分なら結果が第一という思いになってしまうけど、どういう展開でどういうふうに(勝つ)、というのを楽しんでいます。(談)

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