小平奈緒、金メダルに感無量「重いな。こういう色だったんだな」

スポーツ報知
スピードスケート女子500メートルで獲得した金メダルを手に笑顔の小平奈緒(カメラ・酒井 悠一)

 スピードスケート女子500メートル(18日)で金メダルに輝いた小平奈緒(31)=相沢病院=が20日、平昌でメダル授与式に出席した。表彰台の中央で歓声に両手を振って応え、深々と一礼。スピードスケート女子初の金メダルを首にかけ、「正直にうれしいです。うまく表現できないけど、W杯や世界選手権とは違う気持ちになりました。重いなって感じましたし、金メダルってこういう色だったんだなって」と感無量の表情だった。

 2日前に熱戦を繰り広げた親友で銀メダルの李相花(韓国)とは、控室でインスタグラムの動画を撮影するなど、交流も楽しんだ。「仲良く話しました。『小平奈緒』の韓国語の書き方を教えてもらいました」と笑顔で振り返った。

 授与式では観客席で見守った結城匡啓コーチ(52)が涙を拭う場面もあった。「泣いてました? そう聞いたんですけど、遠すぎて見えなくて。先生の泣いた顔は見たことがないので、見たかったです…」と悔しがったが、金メダルは「本当に早く皆さんに見ていただきたいという思いですけど、まずは結城先生にかけてあげたい」。信州大時代から指導を受ける恩師への感謝を込めた。(林 直史)

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