カーボーイ、運命の韓国戦へ両角公佑「日本でたくさんの人が見てくれていることが大きい」
カーリング男子日本代表「ＳＣ軽井沢ク」は、２１日午後２時５分から１次リーグ（Ｌ）最終戦で韓国と対戦する。現在４勝４敗で米国と並び５位タイの日本が４チームによる決勝トーナメント（Ｔ）に進むには、勝利が絶対条件。その上で、他の試合の結果によって４チームで２枠か、２チームで１枠を争うことになるタイブレイク（ＴＢ）を勝ち抜けば、男女通じて日本勢で初めての４強入りを果たす。
１９９８年の長野五輪でも日本男子は後がない状況から２連勝し、３勝４敗で４位タイで１次リーグを終えた。米国とのＴＢは最終１０エンドの最終ショットまで勝負がもつれ、１センチもない差で惜敗。涙するスキップ敦賀信人の姿は大会中の名場面として何度も映像で流された。
その激戦を会場で観戦していたのが、今大会でスキップを務める両角友佑とリードの公佑の兄弟だ。長野五輪をきっかけに競技を始め、日本男子２０年ぶりの五輪出場を果たした。弟の公佑は「韓国は４連敗スタートだったが、この２試合は連勝して勢いがある。自分たちはいいプレーをすることだけを考えたい。日本でたくさんの人が見てくれていることが大きい。応援でパワーを送ってほしい」と話した。地元・韓国を倒し、先輩たちのリベンジを果たすチャンスをつかみたい。
試合前の時点で順位は
１位 スウェーデン ７勝１敗
２位 カナダ ５勝３敗
２位 英国 ５勝３敗
４位 スイス ５勝４敗
５位 日本 ４勝４敗
５位 米国 ４勝４敗
７位 韓国 ３勝５敗
７位 ノルウェー ３勝５敗
９位 イタリア ３勝６敗
１０位 デンマーク ２勝６敗
で、スウェーデンの１位は確定している。他の試合の結果にかかわらず、日本は勝てば、すでに９試合を終えている４位のスイスと５勝４敗で並ぶため、ＴＢ（２２日午前９時５分開始予定）に進む。国際カーリング連盟によると、１次リーグでの対戦成績などにより、日本が進出する場合のＴＢは２通りが考えられる。
・３位タイでＴＢ 日本、スイス、英国、カナダか米国の４チームで各１試合を行い、勝者が決勝Ｔへ進む。
・４位タイでＴＢ 日本は、カナダかスイスと対戦。勝者が決勝Ｔへ進む。
▽１次リーグ最終戦（すべて午後２時５分開始）
〈８〉日本ｖｓ韓国〈１６〉
〈９〉デンマークｖｓカナダ〈１〉
〈６〉英国ｖｓ米国〈４〉
〈２〉スウェーデンｖｓノルウェー〈３〉
※数字は世界ランク
