小平奈緒、平昌から再始動 金獲得後初の氷上練習 李相花の持つ世界記録更新狙う

スポーツ報知
小平奈緒

 スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(31)が21日、江陵オーバルで氷上練習を再開した。18日の試合で金メダリストとなった後の“初滑り”。結城匡啓コーチ(52)にアドバイスを受けながら、男子500メートル5位の山中大地(27)=電算=と先頭を交互に入れ替え、スピードを上げての練習にも取り組んだ。メダル授与式など行事が続いた2日間の疲れを見せず、約45分間調整した。

 今大会の全3レースを終え、同種目女子初の金メダルを手にしても視線は次の目標を見据えている。五輪後の初戦は3月3、4日の世界スプリント選手権(中国・長春)。前回大会で日本女子初の総合優勝を果たし、連覇がかかる。同15~18日にはカナダ・カルガリーで行われる国際競技会「オーバルファイナル」に出場予定。「500メートルの世界記録を塗り替えたいという思いがある」と話しており、記録の出やすい高地リンクで、李相花(韓国)が持つ世界記録(36秒36)更新に挑む。

 出身地の長野・茅野市は小平に「特別市民栄誉賞」を贈る方針を明らかにした。8月の市制60周年の記念式典に合わせて授与式を開く予定。同市は10年バンクーバー五輪団体追い抜きで銀メダルを獲得した際に市民栄誉賞を贈っているが、担当者は「それをしのぐ功績を受け、新たな賞の創設を決めた」としている。担当者によると、授与式とは別に小平が帰国した際に、市内でのパレードも計画しているという。

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