偉大な先輩・高木姉妹に続け!母校の幕別札内中スケート部、目標に向け鍛錬

スポーツ報知
先輩の高木姉妹に続け、と気勢を上げる幕別札内中スケート部

 北海道・幕別札内中は、平昌五輪スピードスケート女子代表の高木美帆(23)=日体大助手=、姉・菜那(25)=日本電産サンキョー、ともに帯広南商高出=の母校だ。スケート部も偉大な先輩を目標に、氷上練習をすべて十勝オーバルで行い、鍛錬に励んでいる。

 7人の部員のうち、6人が6日まで長野で行われていた全国中学校大会に出場。当地で五輪前に最終調整をしていた高木姉妹から「私たちも頑張るので皆さんも頑張って」と激励された。

 男子短距離の小谷駿太朗主将(3年)は「五輪での先輩の活躍を誇りに思う」と刺激を受けた様子。絶好調の高木たちに引っ張られたかのように、1月の全道中学大会(帯広)で男子は初の総合Vを達成した。高木姉妹が夏場に自転車を使った練習に励むのと同じように、部員は冬を越した後は別競技に取り組む。

 長距離の三田黎(さんだ・れい)君(3年)は野球部にも所属している。「高木さんたちのように他競技の経験を向上につなげたい」と抱負を口にした。

 女子は2年生の2人とも陸上との掛け持ち。全国中学500メートル8位、1000メートルで7位入賞した木村咲映(さえ)さんは「五輪の高木選手たち、小平奈緒選手の滑りに感激した」。短距離の藤井南帆(なほ)さんも「将来は高木美さんのようなオールラウンダーになりたい」と目を輝かせた。

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