15歳・ザギトワ、世界歴代最高で女王・メドベージェワ超えも「あまり感情は表に出さない」

スポーツ報知
SPで首位に立ったザギトワ

◆平昌五輪第13日 ▽フィギュアスケート女子SP(21日、江陵アイスアリーナ)

 ザギトワがルックス、表現ともに15歳とは思えない演技を見せつけた。初の五輪で世界女王・メドベージェワを超える世界歴代最高の82.92点を出しても「あまり感情は表に出さない。自分の性格だから」と冷静。2連続3回転で最高難度のルッツ―ループなど、3つ全てのジャンプを基礎点が1.1倍となる演技後半に詰め込んだ。

 あと44日遅く生まれていれば、五輪出場資格の年齢制限(前年6月30日までに15歳以上)に引っかかっていた。シニアデビューの今季は負けなしで技術点は断トツの45.30点。演技点ではメドベージェワに劣ったが、リードを奪うには十分だった。腕を骨折しながら強行出場し、足も折るアクシデントに見舞われたことも。フリーでも全ジャンプを後半に跳ぶ構成には偏りがあると批判の声も上がるが動じない。クラブの先輩のメドベージェワとの仲を疑う報道にも「いい友人」と貫禄十分に一蹴した。

スポーツ

×