藤森「思っていた結果には届かなかった」7位入賞 スノーボード女子ビッグエア決勝
スポーツ報知
◆平昌五輪第14日 ▽スノーボード女子ビッグエア決勝(22日、アルペンシア・ジャンプセンター)
頭を抱え、悔しさを前面に押し出した。3回目の滑走。藤森の「フロントサイドダブルコーク900」の着地は失敗に終わった。4度目にして、最後の五輪は7位入賞。表彰台に届かず「思っていた結果には届かなかった」と言いながらも「決勝まで残れて、やり切ったという気持ちでいっぱい」と悔いを振り払った。
スノーボードクロスで過去3度五輪代表に選出されたが、ソチ五輪後に転向し、世界の第一線で戦える実力者となった。一昨年の11月には、平昌のテスト大会の公式練習で転倒して頭を打ち、欠場。恐怖心とも戦いながら練習してきた1回目は、2回転半をきれいに決めて82・25点をマーク。メダルも一瞬視野に入った。
2回目で着地に失敗し、3回目。「難易度を落としたらメダルは確実ではない。自分でできる最高の技を出したかった」と同じ技で勝負をかけ、敗れた。
これまでの最高順位は2006年トリノ五輪の7位。「前の自分を超えたい思いはあった」。31歳。力は出し切った。