鬼塚、8位「切り替えたつもりだったけど、できていなかった」

スポーツ報知
試合を終え、引き揚げる鬼塚雅(カメラ・相川 和寛)

◆平昌五輪第14日 ▽スノーボード女子ビッグエア決勝(22日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 金メダル候補の呼び声もあった鬼塚は8位に終わった。「実力不足だった。自信がないままやったことが駄目だった。(19位に終わったスロープスタイルから)切り替えたつもりだったけど、できていなかった」。演技後は笑顔も見せていたが、悔しさが次々と口をついた。

 1回目で78・75点をマークしたが、さらに難度を上げた2、3回目は着地に失敗。思ったような上積みはできずに終わった。

 12日のスロープスタイルで吹き荒れる強風で得意のジャンプが思うように決められず19位。その前日の予選が中止になり、さらに決勝も1時間15分遅れた。「自分がやってきたことを技として出せなかった。悔しい。オリンピック、あまり好きじゃないなって思いました」と涙していた。雪辱を誓った今回のビッグエアも、悪天候と強風の予想のため、1日前倒しでの開催。最後まで天候に翻弄されたが、五輪の怖さを知ったことも、必ずこの先のキャリアの財産になるだろう。

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