藤森由香、攻め抜いて7位「充実した3年間だった」

スポーツ報知

 女子ビッグエア決勝が行われ、予選3位の岩渕麗楽(れいら、16)=キララクエストク=が147・50点で4位に入ったのが日本勢最高だった。予選2位の藤森由香(31)=アルビレックス新潟=は122・75点で7位、同7位の鬼塚雅(19)=星野リゾート=は119・00点で8位となり、日本勢は決勝進出した全選手が入賞した。アンナ・ガサー(オーストリア)が185・00点で優勝した。

 晴れやかな涙が、雪上に映えた。藤森は3回目、75・25点を超えれば銅メダルの状況で「バックサイドDC9」(縦2回転、横2回転半)に懸けた。回転は足りていたが着地に失敗。34・50点にとどまり、逆転表彰台を逃した。「自分のできる最高の技をやりたかった。難易度を落としたから(成功が)確実になるわけではない。メダルを取りにいった」。攻めた末に散った。

 06年トリノから3大会はスノーボードクロスで出場。15年にスロープスタイル&ビッグエアに転向し、4大会連続出場の今大会限りで五輪は最後と決めている。「視野を広げて人間的にも成長できた。いろいろな経験をしたけど、充実した3年間だった」。トリノと同じ7位入賞も収穫があった。五輪以外の国際大会で競技は続行する。(細野 友司)

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