鬼塚雅「実力不足」8位入賞…4年後の北京五輪を目指すかは未定

スポーツ報知
決勝1回目、鬼塚雅のエア。8位入賞を果たした

 女子ビッグエア決勝が行われ、予選3位の岩渕麗楽(れいら、16)=キララクエストク=が147・50点で4位に入ったのが日本勢最高だった。予選2位の藤森由香(31)=アルビレックス新潟=は122・75点で7位、同7位の鬼塚雅(19)=星野リゾート=は119・00点で8位となり、日本勢は決勝進出した全選手が入賞した。アンナ・ガサー(オーストリア)が185・00点で優勝した。

 鬼塚は、五輪へ取り組んだ大技「バックサイドDC10」(縦2回転、横3回転)を2、3回目で出し、2本ともに着地を失敗。8位入賞も「実力不足。自信がないままでやったのもダメだった。(バックサイドDC10の)着地で立つのが目標だったので、達成できなくて悔しい」と涙をあふれさせた。

 今大会スロープスタイルでは強風の影響もあって19位に沈み「オリンピック、あまり好きじゃないなって思いました」と語った。4年間のうち、たった1日しかない決勝の日に力を出し切る難しさ。「良い経験になった」。4年後の北京五輪を目指すかは未定。15年に当時史上最年少の16歳で世界選手権スロープスタイルを制した天才は、苦杯を糧にさらなる成長を期す。

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