宮原知子、SP4位から逆転表彰台へ「いい感じ」

スポーツ報知
振り付けを確認する宮原知子

 フィギュアスケートは23日に女子フリーが行われる。ショートプログラム(SP)で自己ベストを更新し5位につけた坂本花織(シスメックス)が、17歳10か月の冬季五輪日本女子最年少メダルへ逆転表彰台を狙う。坂本とSP4位の宮原知子(19)=関大=に、男子66年ぶり連覇の羽生結弦(23)=ANA=は「頑張ってほしい」とエールを送り、25日夜の閉会式に出席する意向を示した。

 SP4位から逆転表彰台を狙う宮原は22日の最終組の公式練習でただ一人、鮮やかなブルーの本番衣装を身にまとった。ステップ、スピンから振り付けまで、細部にわたって動きを確認。「いい感じです。もう一息です」と言葉を弾ませた。

 「蝶々夫人」の曲かけでは、SPで回転不足を克服したルッツ―トウループの連続3回転などを成功させたが、後半の3回転サルコーで転倒した。団体戦前に「いろいろ自分で跳ぶ感じを探っている。なぜか、サルコーだけはまらない」と苦笑いしていたジャンプ。浜田美栄コーチが撮影した動画を見ながら、繰り返し跳び修正に努めた。フリーでの鍵になりそうだ。

 日本のエースは15年世界選手権と15、16年GPファイナルの銀メダリスト。左股関節の故障を乗り越えたどり着いた舞台で、女子で10年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央以来2大会ぶりの表彰台に期待がかかる。

スポーツ

×