高木姉妹に続いた!「カーリングが好き」吉田姉妹もメダル

スポーツ報知
スタンドに手を振る吉田夕梨花(左)と吉田知那美

◆平昌五輪第16日 ▽カーリング女子3位決定戦 日本5―3英国(24日、江陵カーリングセンター)

 女子の3位決定戦で日本代表「LS北見」は、1次リーグで敗れた英国を5―3で下し、日本初の銅メダルを獲得した。

 スピードスケートの高木姉妹に続くメダル獲得は、銅メダルに輝いた知那美、夕梨花の吉田姉妹だった。2人はカーリングどころの北海道北見市出身。母・富美江さん(58)も2002年の日本選手権を制した、現役のカーラーだ。妹が中学生になると、姉妹は同じチームに所属。夕梨花は「ずっと一緒にやっていくと思った」と語る。

 だが姉は高校卒業を機にカナダに語学留学し、別々の道を歩んだ。帰国した姉は北海道銀行のチームに入り、妹は本橋が立ち上げたLS北見へ。4年前のソチ大会代表を決める試合で姉妹は敵となり、姉のチームが切符をつかんだ。

 「情緒不安定になって、泣いたり怒ったり。親が心配するほど荒れた」と夕梨花。一方の知那美はそのソチで力を出し切れず「戦力外通告」を受けた。14年6月に知那美がLS北見に入り、再びチームメートとなった2人は屈辱をばねに成長を遂げた。

 「頼もしくなった」と姉が言えば「アスリートとして尊敬している」と妹。共通するのは「カーリングが好き」という一点だ。「すごく上手になって、話に全然ついていけない」と富美江さん。年末年始は、過去の試合の映像を見て感想を言い合う姉妹の姿がうれしかったという。

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