羽生、震災被災者へ捧ぐ「ノッテ・ステラータ」で大トリ金の舞い

スポーツ報知
エキシビションに出演した羽生結弦

 フィギュアスケートのエキシビションが25日、江陵アイスアリーナで行われた。男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生は大トリで登場し、「ノッテ・ステラータ」を披露した。ジャンプは1回転半のディレイド・アクセルと3回転半の2本だけで、滑りを見せるプログラム。“跳ばなくても美しい羽生結弦”に、観衆は酔いしれた。2014年ソチ五輪の「ホワイト・レジェンド」は、東日本大震災での自分の経験を重ねたものだった。「今回は震災から立ち直って、みなさんが少しでも元気になるような、明るくなるような、気持ちのこもった演技ができたら」と、話していた。

 夜の閉会式では手を振りながら行進。2度目の五輪を、「今までの人生の中で、一番幸せな瞬間をいただきました。ただ前を向き、頂点だけを見て過ごしてきた日々が全て報われたと思います。アスリートの一人として、この金メダルに誇りを感じています」と振り返った。

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