カー娘、藤沢「実感が湧いた」“そだね~”は「なまっているとは気付かなかった」

スポーツ報知
銅メダルを持ち、笑顔を見せる女子カーリング日本チームの(左から)藤沢五月、本橋麻里、鈴木夕湖、吉田夕梨花、吉田知那美

◆平昌五輪閉会式(25日・平昌五輪スタジアム)

 日本カーリング界初の銅メダルを獲得した女子代表「LS北見」が25日、平昌で会見。その後、江陵でのメダルセレモニーでメダルを手にしたスキップ・藤沢五月(26)は「実感が湧いた」と話した。

 メダルセレモニーでは全員で手をつなぎ、ジャンプして表彰台に乗った。銅メダルをもらう前から、チーム創設者の本橋の瞳には光るものがあった。「言葉とかではなくて、本当に情のままに涙があふれてきた」。他のメンバーもメダルを何度も眺めた。藤沢は「メダリストになったんだなって。実感も湧いた」と喜んだ。

 24日の3位決定戦では、4―3で迎えた最終第10エンド(E)に、有利な後攻だった英国がラスト1投でまさかのミス。奇跡的な1点が入り勝利をつかんだ。それでも翌日、決勝戦を観戦した藤沢は「やっぱり、あの場(決勝)にいたかった。メダリストにはなったけど、この悔しさを忘れてはいけない」と4年後に向け、心に刻み込んだ。メダルについては「(肩が)凝りそう」と笑った。

 五輪期間中は、競技以外でも「そだねー」や「もぐもぐタイム」が大フィーバー。藤沢は「みんな北海道出身なので、『なまっているんだな』っていうのは気付かなかった(笑い)」と告白。自身3回目の五輪を終えた本橋は「4年に1度(の競技)と言われてきたけど、根付くスポーツにする。選手が(競技の)素晴らしさを伝えていくことが大事」と力を込めた。(小林 玲花)

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