カーリング女子が帰国報告会「そだねー」生披露

スポーツ報知
帰国報告会でファンの声援に応えるカーリング女子日本代表(カメラ・清水 武)

 日本代表選手団による帰国報告会が27日に都内で開かれ、カーリング女子で銅メダルを獲得したメンバー5人が初めて生「そだねー」を披露した。司会の松岡修造(50)から「今年の流行語大賞」と太鼓判を押され、「1人ずつ言って」とムチャぶりされると、スキップの藤沢五月(26)ら5人は笑いながら「そだねー」。会場の約5000人のファンは大盛り上がりだった。夜には地元の北海道北見市に凱旋。1000人の市民から大歓迎を受けた。

 この日午前に行われた帰国報告会。海外遠征中でノルディック複合銀の渡部暁斗(29)を除く全メダリストが参加したイベントでも、カーリング女子はらしさを発揮した。スノーボード選手団の次に登場したメンバー5人。五輪本番よりリラックスした表情、笑いあり感謝の言葉ありのトークを5分間披露した。

 司会の元テニス選手・松岡修造から一番好きな涙を聞かれると、吉田知那美(26)は「メダルが決まったとき、みんなで流した瞬間がやっぱり良かった」と元気に返答。「それにしても皆さん、こんなに来ていただけるとは…」と前日の午後10時から並んだ徹夜組を含む5000人のファンが殺到した事実に驚きの表情を見せた。

 修造からは、「じゃあ1人ずつ、そだねーって言ってみて」とファン5000人の面前でのムチャぶりを受けると、5人はマイク片手に次々に「そだねー!」。ただ、最後にスキップの藤沢は「そーだねー」となぜかなまり感ゼロの発音になり、「あれ? 何か違います?」と苦笑いを見せた。一般ファンに向けて生「そだねー」を披露するのは当然初めて。松岡から「今年の流行語大賞になると思う!」と断言されていた。

 藤沢は、「そだねーブーム」について「私たちは、本当になまっていると思っていなかったので…。衝撃でした」と苦笑い。一方で、「(五輪で)全てをさらけ出したのが良かったな。選手がショットを決めるため、どうコミュニケーションを取っているのか。皆さんに見ていただけたのは良かったなと思いますね」。カーリング全体の普及につながることを期待していた。

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