村岡桃佳、銀メダル獲得 日本人第1号

2018年3月11日6時0分  スポーツ報知
  • 銀メダルに輝いた村岡桃佳(ロイター)

 ◆平昌パラリンピック第2日 ▽アルペンスキー 女子滑降座位(10日・旌善アルペンセンター)

 女子滑降座位で、村岡桃佳(21)=早大=が今大会、日本人第1号となる銀メダルを獲得。開会式(9日)で務めた旗手に続いて、大仕事をやってのけた。男子滑降座位では、5大会連続出場の森井大輝(37)=トヨタ自動車=が、4大会連続の銀メダル。同種目で2連覇を狙った狩野亮(31)=マルハン=は、転倒し、途中棄権となった。日本選手団は、14年ソチ大会のメダル6個を上回るという目標に向け、好スタートを切った。

 男子にベテラン実力者が居並ぶ日本アルペンスキー座位代表勢の紅一点・村岡が、銀メダルで日本に勢いをつけた。変化に富んだ手ごわいコース。母・操さん(46)の「ももかー」の声を背に受け、急斜面を猛スピードで滑り降り、カーブではチェアスキーを目いっぱい左右に傾けた。出場7人中、完走は4人だけという荒れたレースを滑り切り「転倒するか不安、恐怖の中のレースだった。ゴールして、メダルを獲得できてうれしい」と大きく息をついた。前日(9日)は開会式の旗手を務め、この日は日本勢メダル第1号となった。連日の活躍をみせ「本当に正直に言うと、ほっとしている」と言葉に実感を込めた。

 4歳の時、横断性脊髄炎を発症して車いすの生活になった。中学3年の頃から本格的に競技を始め、3シーズン目でパラリンピックの14年ソチ大会に出場。最高成績は大回転の5位だった。当時はレース直後こそ充実感でいっぱいだったが、表彰式でライバルたちの国旗が高々と揚がるのを目の当たりにし「自分もあそこへ立ちたい」と燃えた。迎えた今大会で、その思いを結実させた。トップアスリート入試で進んだ早大スキー部では、健常者の選手とともに練習に励んできた村岡。4年間の努力のあとを、ゲレンデに描いた。11日以降もスーパー大回転など4種目にエントリーしている。

 ◆村岡 桃佳(むらおか・ももか)1997年3月3日、埼玉県深谷市生まれ。21歳。埼玉・正智深谷高―早大。14年ソチパラリンピックの大回転で5位に入賞。15年世界選手権(カナダ)の滑降で2位。大回転で3位に入った。17年世界選手権(イタリア)は滑降、大回転ともに3位。150センチ、37キロ。

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