渡部暁斗、日本人最多タイ6勝

2018年3月11日7時0分  スポーツ報知
  • 今季6勝目を上げた渡部暁斗(中央、ロイター)

 ◆W杯スキー(10日、ノルウェー・オスロ)

 ノルディック複合はノルウェーのオスロで個人第16戦を行い、平昌五輪個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(29)=北野建設=が今季6勝目、通算15勝目を挙げた。前半飛躍(HS134メートル)で129メートルを飛んで2位につけ、後半距離(10キロ)で飛躍首位のリーベル(ノルウェー)を逆転した。シーズン6勝は、五輪団体2大会連続金メダルの荻原健司に並び日本勢最多。W杯ポイントで争う個人総合優勝にも前進した。

 暁斗の勝ちパターンがさく裂した。「スキーがめちゃくちゃ滑った」。興奮が止まらなかった。飛躍で宿敵のドイツ勢が順位を落とす中、首位のリーベルと28秒差の2位。後半距離も果敢に攻めて5キロ手前でトップに浮上し、盤石の勝ちっぷりを披露した。平昌五輪後初Vとなる今季6勝目、通算15勝目に「出せる限りのスピードを出していった。最後は疲れたが、逃げ切れてよかった。こんなレースになるとは思っていなかった」と目尻を下げた。

 複合のシーズン6勝は、92―93&94―95年の荻原健司氏に並び日本勢最多だ。渡部暁の所属の北野建設GMを務める荻原氏は92年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪で団体金メダルに輝いた元祖“キング・オブ・スキー”。日本勢最多のW杯19勝を誇る複合のレジェンドに肩を並べた。

 平昌では大会直前の左肋骨(ろっこつ)骨折を公表せず、個人NHで2大会連続銀メダルに輝いた。現在は大会中に服用した痛み止めが不要なほどに回復。この結果で懸念も払拭した。今季個人戦は残り6戦。首位を走るW杯個人総合でも、自身初優勝に前進。次戦はトロンヘイム大会(13日、ノルウェー)で日本勢単独最多のシーズン7勝目に挑む。

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