カー娘対決が実現 藤沢「恥ずかしい試合できない」吉田知「すごく楽しみ」3年ぶり激突

スポーツ報知
藤沢五月

◆カーリング混合ダブルス選手権 ▽第4日(17日、青森市みちぎんドリームスタジアム)

 1次リーグ(L)で、平昌五輪銅メダルの女子代表「LS北見」と同男子代表「SC軽井沢ク」の日本協会推薦出場ペアは、藤沢五月(26)と山口剛史(33)組が6連勝。吉田知那美(26)・清水徹郎(30)組もプレーオフを制し、ともに4強に入った。18日の準決勝で両ペアは対戦する。藤沢と吉田知は2015年2月の日本選手権(4人制)以来となる敵味方に分かれての対決。優勝すれば世界選手権(4月、スウェーデン)の出場権を手にする。吉田夕梨花(24)・両角友佑(33)組は1次L敗退。

 大会最終日。準決勝で五輪代表対決が実現する。藤沢・山口の2人は1次L6戦全勝と勢いがあり、吉田知・清水徹は1敗を守り、粘って勝ち上がってきた。吉田知は「いいパフォーマンスをするチームなので、すごく楽しみ」と胸を高鳴らせ、藤沢も「恥ずかしい試合はできないなって思う」と闘志を燃やした。

 対決するのは4人制で吉田知がLS北見、藤沢が中部電力に所属していた15年2月の日本選手権以来、約3年ぶりとなる。同じチームになって約2年。一緒に五輪の銅メダルをつかんだ仲間だけに、お互いのことは知り尽くしている。吉田知は「さっちゃん(藤沢)の決定力は世界一。めっちゃ強いですよ」と敵に回せば厄介だと認める。男子の清水徹と山口も10年以上、同じチームに所属。対戦は約12年ぶりで、清水徹は「(山口は)スイープ(掃く動作)力がすごいんで」と警戒した。

 2組とも、五輪終了後に数日の合宿をしただけの急造チーム。それでも藤沢は「本当に試合をやるごとに調子が上がってきている」と日々の成長に手応え。吉田知は、この日計3試合を戦い抜き「助け合いながらここまで来られた」とコンビの仕上がりは高まってきている。負ければ、その時点で世界選手権出場の道は断たれる大一番。五輪代表同士のプライドがぶつかり合う。

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