平昌パラリンピック、報奨金ほぼ倍増 メダル合計10個解団式でご褒美

スポーツ報知
メダルを手に記念写真に納まる(前列左から)アルペンスキーの森井、大日方団長、アルペンスキーの村岡、(後列左から)スキー距離の新田、スノーボードの成田

 平昌パラリンピックの日本代表選手団が19日、都内で解団式とメダリスト会見を行った。日本パラリンピック委員会からメダルの報奨金が発表され、前回の14年ソチ大会から金は150万円→300万円、銀は100万円→200万円、銅は70万円→100万円に増額。金3、銀4、銅3の計10個で、総額2000万円の“大盤振る舞い”となった。

 13年に6社だった同委員会のスポンサーが、29社まで増えて増額が実現した。アルペンスキー女子大回転座位の金を含むメダル5個で計900万円を手にした村岡桃佳(21)=早大=は「とてもビックリ。パラ(スポーツ)の価値が上がって、認められた。競技に関することに費やしたい。4年後(22年北京大会)も全種目で金という気持ちで挑みたい」と貪欲。メダルを全てかけて会見に臨み「長い時間首から下げていると、首がとれてしまうのではないかという重さ。すごく幸せ」とジョーク交じりに充実感に浸った。

 ちなみに日本オリンピック委員会の報奨金は、現行では金が500万円、銀200万円、銅100万円。金銀2つのメダルをつかんだノルディックスキー距離男子立位の新田佳浩(37)=日立ソリューションズ=は「(年間)200日以上家を空けているので家族旅行したい」、カメラが趣味というアルペン男子滑降座位銀の森井大輝(37)=トヨタ自動車=は「グッとこらえて貯金したい」と、それぞれプランを披露した。スノーボード男子の成田緑夢(24)=近畿医療専門学校=は、家族が体調を崩しているとの理由で解団式後にひと足先に大阪に戻った。

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