美帆、オールラウンダーのススメ「色々挑戦して」

スポーツ報知
とかち帯広空港に帰郷を果たし、関係者から花束を受け取る高木美

 スピードスケート女子で、平昌五輪では金銀銅と3つのメダルを獲得。その後の世界選手権とW杯でも日本勢初の総合Vに輝いた高木美帆(23)=日体大助手、帯広南商高出=が20日、地元・幕別町に凱旋した。

 午後3時過ぎ、とかち帯広空港に到着、飯田晴義町長(62)ら約350人の祝福を受けた高木は“古里愛”を強調した。「皆さんの笑顔を見て、頑張って良かったと思いました。自分がメダルを取れたのは、幕別町のおいしい食べ物、恵まれた練習環境があり、疲れた時に休養を取れる静かな町だったから」と訪れた町民らに感謝し、メダルを披露した。

 世界最強のオールラウンダーの土台も、小さい時からスケート以外にサッカー、陸上、ヒップホップダンスなど“万能型”の取り組みで培われた。到着後の会見では、自らの体験を踏まえて故郷の子どもたちへ「小さい時には、一つのことだけにこだわり過ぎず、色々なことに挑戦するのがいい。その経験が、壁につまずいた時に、必ず役立つと思います」と“オールラウンダーのススメ”を行った。さらに「自分の夢を信じ、毎日楽しく暮らしてほしい」と金言を贈った。(小林 聖孝)

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