平昌パシュート「金」菊池彩花、今季は「今後につながる1年」

スポーツ報知
笑顔で帰国取材に応じる菊池彩花

 20日にスピードスケートの世界選手権(オランダ)とW杯最終戦(ベラルーシ)から帰国した平昌五輪女子団体追い抜き金メダリスト・菊池彩花(30)=富士急=が今季のレースを振り返り、「今後につながる1年かなと思います」と胸を張った。

 山梨県関係者としては、冬季五輪で史上初めて金メダルを獲得。山梨県からは、県のイメージアップに貢献したと認められる個人や団体を表彰する「山梨県イメージアップ大賞」が贈呈されることが決定。今後、表彰式が行われることになっている。また、所属する富士急でも、社内で菊池への表彰を予定しているという。菊池は「高校を卒業してから、ずっと富士急でお世話になっているので」と、結果で山梨に恩返しできたことを喜んだ。

 富士急では、これまで日本スケート連盟の橋本聖子会長(53)が1992年アルベールビル五輪スピードスケート女子1500メートルで銅メダル、岡崎朋美さん(46)が98年長野五輪同500メートルで銅メダルに輝くなど、先輩たちが偉大な記録を残してきた。歴史に名を刻んだ菊池は「一つ一つ、積み重ねてきたことが、この結果につながったというのはうれしく思いますし、先輩たちのように、これからも活躍できるように頑張りたいと思います」と話した。(古川 浩司)

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