羽生絶叫「ありがとう!」…感謝の気持ち伝えたかった

スポーツ報知
パレードの終着点で「ありがとうございました」と叫ぶ羽生

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を達成した羽生結弦(23)=ANA=のパレードが22日、出身地の仙台市で行われた。1・1キロの沿道には14年のソチ五輪から1万6000人増の10万8000人が集結。「おかえり」「ありがとう」の声援に笑顔で手を振り続けた。ソチ五輪に続き、金メダルの報奨金全額を宮城県と仙台市に寄付。東日本大震災からの復興を祈った。

 ◆結弦に聞く
 ―どのような気持ちで迎えた?
 「たくさんの方が一目見たいと言ってくださっていたので、僕自身ワクワクしながらこの数日を過ごしていた。パレードを終えて、あらためて今回の金メダルの重みを感じた」
 ―何が見えた?
 「いろんな目というか、皆さんが僕自身一人だけに注目してくださっているので、温かい目だとか、おめでとうという声だとかが自分の脳裏に、心に焼きついた。地元だからこその光景だったと思う」
 ―4年前との違いは?
 「特に考えなかった。ただひたすら、今のこの瞬間がすべてだと思ったし、この瞬間に『ありがとう』ということを伝えたいという気持ちでいっぱいだった」
 ―(地元の高校生記者から)夢を実現するためにはどうしたらよい?
 「夢というのは全てがかなうとは思っていない。かなえるためにはいろんなものを犠牲にしたり、したくないことをやらなきゃいけなかったり。それをやり続けているからこそ、夢がかなった時の達成感はものすごい。小さい夢を一つ一つ積み上げていって、その達成感が原動力になればいい。何も恐れずに(夢に)かけることをしてほしい」

スポーツ

×