佐野氏広報担当が「サントリー」問題を謝罪 それ以外の疑惑は「何一つない」

2015年8月18日18時26分  スポーツ報知

 2020年東京五輪公式エンブレムを制作したデザイナーの佐野研二郎氏(43)が18日、京都市内で講演会に出席した。佐野氏は会場周辺に詰めかけた報道陣には対応しなかったが、同行していた広報担当が取材に応じ、デザインしたサントリーのキャンペーン商品に一部が取り下げられた問題について謝罪。それ以外の疑惑については「何一つない」と潔白を主張した。

 徒歩で会場入りした佐野氏は、報道陣のカメラを目にするなり「撮らないでもらえますか」と不機嫌な表情。呼びかけには応じることなく、中へと入った。

 佐野氏の代わりに応対した広報担当は、5日の会見以降にサントリーの問題が発生したことについて「佐野氏は責任感じている? もちろんです。申し訳ないと思っている。我々もミスがあったことに動揺している」と謝罪。騒動を受けて、過去の佐野氏の作品についても模倣したようなケースがないかすべて検証したといい「すべておさらいしましたが、(サントリーの件以外は)何一つなかった」と断言した。

 またこの日、佐野氏がデザインした東山動植物園(名古屋市)のシンボルマークが、中米コスタリカの国立博物館のマークに似ているとの指摘があり、同園がマークを提案した企業に事実関係の調査を依頼したことが判明。この件についても、広報担当は「模倣という認識はありません」と否定した。

 報道陣からは、サントリーの問題が発生したことで「(東京五輪公式)エンブレムは辞退するべきでは?」との質問が飛んだが、同担当は「我々の立場としては応募者。辞退できるのかも分からないし、決定権もない」と見解を示した。同様の質問が続くと、語気を強めて「1個ミスしたらすべてダメになるんですか? エンブレムの制作過程に何か問題があるのですか?」とまくし立てる場面もあった。

 講演会に出席した男性によると、佐野氏が講演で今回の騒動に触れることはなかったという。佐野氏は終了後も報道陣に対応することはなく、タクシーで会場を後にした。

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