渋谷女性DJポリスに大歓声 ハロウィーンで駅は入場規制

2015年11月1日6時0分  スポーツ報知

 ハロウィーン本番を迎えた31日、東京・渋谷では「おばけ」などの仮装や音楽を楽しむイベントが開かれるなど、思い思いのコスプレをした若者らで大混雑した。警視庁はスクランブル交差点などで人員を倍増させ機動隊員ら数百人態勢で警備したが、午後10時ごろ、警察官の頭を殴ったとして無職の男(25)が公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。

 人、人、人…。午後8時すぎ、渋谷は仮装行列で埋めつくされた。JR渋谷駅は入場規制され、行き来する乗客らが入り乱れ、改札にたどり着くだけでも30分以上要する混雑ぶりだった。

 駅前のスクランブル交差点では、「速やかに信号を渡ってください」と警察車両に乗った「DJポリス」たちが必死に声を張り上げたが、むなしいだけだった。歩行者信号が赤になっても、車道に人だかりが残る始末。路上で「ウオォォォ!」などと叫ぶ酔客も出没し、警官が出動する一幕もあった。

 昨年痴漢などで逮捕者が出たことから、警視庁は人員を倍増させ機動隊員ら数百人態勢で警備に当たった。だが、午後10時ごろ、スクランブル交差点付近で警察官の頭を殴ったとして無職の男(25)が公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。今年も逮捕者が出る混乱のハロウィーンの夜となった。

 朝から全国のコスプレイヤーが集結した。大阪府守口市から来た、会社員の男性(23)はスパイダーマンにふんし「一緒に写メ撮ってくださ~い」と女子高生に囲まれた。「大阪より東京の方が家族連れが多く、子供たちに喜んでもらえてうれしい」と話した。

 13年6月、サッカー日本代表がブラジルW杯出場を決めた最終予選以来、お祭り騒ぎのメッカとなった渋谷。この日は、クラブやライブハウス20か所で、イベント「渋フェス」が初開催されたこともあり、例年以上の人出になった模様だ。

 また、駅や百貨店のトイレがメイク用の血のりやごみで汚された問題もあり、今年は地元事業者と渋谷区が協力し、駅近くの神宮通公園に着替えやメイクのためのテントを設け、遠くから来た女性グループら約200人が利用していた。11月1日朝には、NPO法人と協力し、駅周辺などでごみ拾いをする。

 一般社団法人・日本記念日協会によると、昨年の国内市場規模は約1100億円でバレンタインデーの約1080億円を超えた。高まるハロウィーンの盛況ぶりに、経済アナリストの森永卓郎氏は「日本のコスプレ市場は世界一だが、これほど拡大するとは」と驚いていた。(江畑 康二郎)

 ◆ハロウィーン 毎年10月31日に行われる、ヨーロッパを発祥とする祭り。秋の収穫を祝い、悪霊などを追い払う宗教的な意味合いのある行事で、11月1日の、カトリックの聖人の日である万聖節(All―hallow)の前の晩に行われる。「All―hallow―even」を短縮して、Halloweenと呼ばれる。日本では、ここ数年、行事として定着し始めた。

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