しぇしぇしぇ男、控訴審で1審の無罪主張を撤回

2016年1月13日20時36分  スポーツ報知

 2014年12月に自宅アパートの隣の部屋に侵入し、住人の女性をナイフで切りつけたとして1審の東京地裁で懲役2年6月の判決を受けた東京・世田谷区の無職・田中勝彦被告(32)の控訴審初公判が13日、東京高裁(藤井敏明裁判長)で開かれた。

 危険ドラッグを吸引した状態で犯行に及び、現行犯逮捕後に報道陣のカメラに向けて笑顔で両手ピースサイン。取り調べに「しぇしぇしぇ」と意味不明の発言を繰り返したとされるなど、不審な行動を見せていた田中被告は、1審では心神喪失状態だったとして無罪を主張していたが、控訴審ではそれを撤回した。

 「(無罪主張は)反省の色がないと言っているのと一緒とのアドバイスを頂き、自分のやったことに責任があると考えないといけないと思いました」と田中被告。反省の色を見せ、減刑を求めた。被害者女性にはおわびの手紙と共に、謝罪のしるしとして30万円を渡し、受け取ってもらえたそうで「ホッとしています」と話した。

 ただ、その金も2年前に亡くなった祖母の遺産の一部から出したもの。全部を女性に渡さなかった理由を聞かれると「(遺産による)収入があった時期の生活保護を返さないといけないので…」と言葉を濁した。

 社会復帰後については「住み込みできるところで仕事をしようと思います。体を動かすのが好きなので、スポーツの趣味を見付けたいと思います」と前向きに話したが、裁判長に「もし、また危険ドラッグを使いたくなったら?」と問われると「病院やダルク(薬物更生施設)の力を借りつつ、やめられるようにしたい」と頼りなげな発言も。審議はこの日で結審し、27日に判決が言い渡される。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)