つくば市に巨人2軍!地元企業関係者ら全施設誘致へ

2016年1月25日11時0分  スポーツ報知

 茨城県つくば市のプロスポーツ関係者や地元企業関係者らが集まり、「プロスポーツ誘致推進協議会」(仮称)を設立し、同市へプロ野球・巨人の2軍、3軍の誘致活動を行う方針を固めたことが24日、分かった。近く関係者が会見し、正式に発表する。協議会は、2軍が練習する球場、公式戦などの開催を含めファーム機能の全面移転を目指している。移転先は、昨年8月に整備計画が白紙撤回された総合運動公園の建設予定地(約46ヘクタール、つくば市大穂)などが候補に挙がっている。

 誘致を目指しているのは近くつくば市内に設立される「プロスポーツ誘致推進協議会」。関係者は「巨人やプロチーム誘致による経済効果は計り知れない。誘致に成功すれば、市民にとっても大きな財産になるし、地域全体の振興にもつながる」と期待した。

 協議会は、プロスポーツを誘致することでつくば市の活性化を目指して発足される。メンバーには著名な元プロスポーツ選手、団体トップらが参加する見通しで、地元企業や専門家らの参加も見込まれるという。設立後は、欧米ではスタジアムの周辺にショッピングモールやレストランなどを併設する「街づくり」が主流となっていることを踏まえ、市内のスポーツ施設と周辺の再開発について研究と調査を進める。関係者は「誘致に向けた機運をつくれれば」と語った。近く会見して、構想について具体的に説明する。

 巨人2軍を誘致する理由は、県内で野球人気が高く巨人を「地域経済を活性化する上で最良のコンテンツ」(関係者)と位置づけたためだ。現在、2軍は、ジャイアンツ球場(神奈川県川崎市)を練習と試合の本拠地としている。協議会の構想では、川崎からつくばへ2軍、3軍の練習および公式戦の拠点を移したい考えで、すでに移転先として、つくば市大穂を候補地としている。

 候補地は現在、同市の土地開発公社が所有し、雑木林などの空き地となっている。場所はつくばエクスプレス(TX)のつくば駅から北に約8キロに位置する。敷地面積は45・6ヘクタール、東京ドーム約10個分。現在のジャイアンツ球場、室内練習場、寮などの施設をすべて移転することも可能な広さだ。周辺に商業施設などを併設することもできる。

 大穂は、つくば市が約300億円の総事業費をかけて総合体育館などを整備する予定だったが、昨年8月に賛否を問う住民投票が行われ、反対が8割を占め、計画は白紙撤回された。この計画について「すべての施設を税金で建設し、収益を上げることが困難な計画だった」との指摘もあったが、「市内に十分な施設が整備されていない」との声もある。

 協議会は、こうした経緯なども踏まえ「スポーツ施設などの建設には民間の発想が必要」と考えている。今後は、周辺への経済効果が最大限見込める計画も策定。最終的には協議会としての基本構想をまとめ、今後、市原健一市長(64)にも提言する。

 ◆つくば市 茨城県の南西部にある国内最大の学術都市。人口22万人(世帯数約9万)で水戸市から南西に約50キロ、東京から北東に約50キロ、成田空港から約40キロに位置する。2005年、つくばエクスプレスの開通で市の中心部から東京・秋葉原駅まで約45分。南部には常磐自動車道があり、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の建設が進んでいる。筑波山が観光名所として有名で約300の研究機関がある。主な出身者は大相撲の横綱・男女ノ川登三、阪神・工藤一彦氏、タレントの松居直美ら。

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