「号泣県議」野々村被告が記憶障害の可能性を主張 嫌疑「覚えておりません」

2016年1月26日14時32分  スポーツ報知

 日帰り出張を繰り返したなどとうその報告書を提出し、政務活動費約913万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われ、26日に神戸地裁で初公判に臨んだ「号泣県議」こと元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)が、昨年暮れに「記憶障害の可能性がある」と診断された事を法廷で明かした。

 被告人尋問で、出張の有無や警察の取り調べを受けた際の事を聞かれた野々村被告は「記憶を確認するのでお待ち下さい」などと4回繰り返した。その後、昨年12月9日に「記憶障害の可能性がある」と病院に診断されたと話した。続けて3回「記憶を確認するので―」と同じフレーズを並べると、佐茂剛裁判長から「さっさと答えてくれませんか。記憶にあるかないか、そんなに難しいことではないでしょう」と、たしなめられた。野々村被告は「難しいと思います。覚えておりません」。診断書の提出については「出すことはできる」と話した。

 弁護人から東京、広島、福岡へ公務以外で行った事があるかを問われると「行った事があるかと言われると、行ったことがあるような…」などとあいまいに答え、兵庫・佐用町や城崎への行き来についても「今となっては覚えていません」。この様子に、味方であるはずの弁護人も「説明する気があるんですか」と、ややあきれ気味だった。

 野々村被告は公判中は終始、顔が真っ赤。14年7月の“号泣会見”で見せたような手を耳にかざす事はなかったが、裁判長の言葉が聞こえにくいかのように首をかしげるしぐさを見せていた。

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