不倫疑惑の「育休」宮崎議員が12日会見へ…安倍首相から苦言呈され自ら火消し

2016年2月11日6時0分  スポーツ報知

 女性タレントとの不倫疑惑が浮上した自民党の宮崎謙介衆院議員(35、京都3区)が12日に記者会見する方向で調整していることが10日、分かった。事実関係を自ら説明するという。育児休業取得を宣言した宮崎氏が、妻で同党の金子恵美衆院議員(37、新潟4区)の出産直前に不倫していたとの疑惑に、野党だけではなく与党議員や支持者からも非難が噴出。党からの除名処分もありうるとの厳しい見方もあるなか、宮崎氏が釈明会見で火消しできるか注目される。

 疑惑が浮上した9日のうちに「コメントを出す」と断言しながら、国会では取材を拒否し口を閉ざした宮崎氏。この日も所属する自民党二階派の会合を欠席し国会には姿を見せなかった。夜には妻の金子氏が入院する病院を訪れたが、メディアには無言を貫いた。

 出産6日前の妻をよそに、1月30日から現役グラドルと地元京都の自宅マンションで一夜の逢瀬(おうせ)を楽しんだ疑いが浮上した宮崎氏。“甘利ショック”が冷めやらぬ中で起きたスキャンダルに、この日の国会でも波紋が広がった。

 「育休取得の運動は売名行為だったのか。宮崎氏に育休を与えようという議員は一人もいない」。民主党の安住淳国対委員長代理は記者会見で、昨年12月から国会議員の育休の制度化を訴えていた宮崎氏を厳しく批判。安倍晋三首相は衆院予算委員会で「政治家は自らの行動を律していく必要がある」と宮崎氏に苦言を呈した。公明党の山口那津男代表も「公人としての心得や緊張感を持たなければならない」と強調。与党からも非難の声が出た。

 10日の二階派の会合で同派重鎮の伊吹文明元衆院議長は「できるだけ早く非は非として認め、おわび」すべきとし、火消しに躍起となった。宮崎氏は、金子氏も所属する二階派の幹部と今後の対応を協議、12日に記者会見して釈明することを決めたという。不倫の事実関係を認め、既に金子氏に謝罪したとの情報もある。

 二階派のある議員は「妻の金子さんに対する同情論も強い。みんな表立って言わないけど…。国会議員なら自分でなんらかのペナルティーを科すべき」と複雑な胸中を語った。一方、同派会長の二階俊博総務会長は会合で「問題に遭遇したときこそ、みんなで対応していくべきだ」と話した。

 政治評論家の浅川博忠氏は「本来なら二階さんが先頭を切って処分を決めるべき。だが、派閥を大きくしたいという思いが優先してバッサリと切れない」と所属議員約40人の“お家事情”を指摘。「谷垣幹事長と相談し、1年間の(青年局次長などの)役職停止処分くらいになるのではないか。しかし本人への聴取などの結果、最悪の場合除名処分もありうる」と話した。

 一方、宮崎氏の地元にある自民党京都府連も騒動に頭を抱える。関係者は「こちらに(宮崎氏から)何も説明がないし、市民の怒りの電話が鳴りやまない。近隣の滋賀県からも『今まで自民党を応援していたのに、なにしてんねん』という声があった。国会議員の育休の制度化は支持する声も大きかったのに…。本当に腹立たしい」と話していた。

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