天皇陛下、お気持ちはビデオメッセージで…各局8日午後に特別番組

2016年8月5日6時0分  スポーツ報知

 天皇陛下の生前退位を巡って、陛下自身がお気持ちを表明される方法について、宮内庁は、ビデオメッセージによって国民に示す方向で調整していることが4日、同庁関係者への取材で分かった。日時は8日午後を軸に最終的な調整を進めており、英訳もホームページで公表する。

 陛下が映像を通じて気持ちを示すのは、東日本大震災の発生から5日後の2011年3月にビデオメッセージを発して以来2回目。収録の際には、陛下が用意した文書を読み上げる形になる。

 憲法を踏まえ、退位を明言する形にはならないが、象徴天皇としての今後の公務への向き合い方などについて、思いを語るとみられる。生前退位を巡る法整備の動きが7月に表面化してから国民の関心が高まっており、誤解のないように自らの言葉で真意を伝えることができる手法を選択したという。

 ビデオメッセージの放送についてテレビ局関係者は「各局とも横並びの時間帯での放送になるのではないか」とみている。「陛下のお言葉のあとに、CMを入れることは考えにくい。スポンサーと調整をしたうえで、特別番組を編成することになるのでは」と指摘した。

 皇室典範には生前退位の規定はなく、実現には法改正や特別立法が必要。政府は既に極秘チームをつくって水面下で検討を進めており、表明を受けて本格的な議論を進めることになりそうだ。

 宮内庁関係者によると、陛下は公の場で発言をする際には国内だけでなく、国外への発信も意識して臨んでいる。これに沿い、今回の表明も英訳され、映像や日本語全文とともにホームページに掲載される。

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