フジテレビ系報道番組が豊洲市場の写真を加工していた

2016年10月10日6時0分  スポーツ報知
  • 豊洲市場内の写真(渡部区議提供)

フジテレビ系の報道番組「新報道2001」は9日の放送で、豊洲市場(江東区)に関する提供写真を放送する際、写真の一部を加工していたことを明らかにした。

 加工していたのは、2日放送の番組で、中央区の渡部恵子区議(51)から提供された加工パッケージ棟4階の柱が傾いているように見える写真。2日の放送では写真をパネルにし、スタジオで紹介。写真左側に写る柱が曲がっている可能性を指摘した。「目の錯覚か?」などのナレーションも入れて放送していた。しかしパネルを作る際、写真に手を加えていたという。

 この日、司会の須田哲夫アナウンサーは「右側の柱を垂直に合わせたため、左側の柱の傾きが結果として強調されることになった」と提供写真をフジテレビ側で加工していたことを明らかにした。

 写真をフジ側に提供した渡部区議は取材に、9月23日午後に加工パッケージ棟内に入り、タブレット端末で撮影したと説明。「床にひびがあると思い、床部分に注目していた」とした。十数枚の写真を撮ったが、柱が曲がっていたかどうかは確認していないという。

 番組内では都側の「柱に異常はない」との話や、識者の「スマートフォンなどのカメラは非常に広角にできている。この特性で傾きが出てしまった可能性が高い」とする談話も紹介し、須田アナは「この柱が傾いて見えるのは撮影の影響とみられます」と続けた。

 訂正の放送は約1分半で、須田アナは「一連の報道により誤解を招いたことを真摯(しんし)に受け止めます」と述べた。

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