「君の名は。」文庫でも年間1位獲得 新海誠氏「この本が豊かな小説世界への入口になったら」

2016年12月1日4時0分  スポーツ報知
  • 「君の名は。」が文庫本部門の1位を獲得した新海誠監督

 オリコンが「2016年 年間“本”ランキング」の各部門(集計期間2015年11月23日~2016年11月20日)を発表。文庫部門で、大ヒット長編アニメーション映画「君の名は。」の原作で、同映画の新海誠監督が執筆した「小説 君の名は。」(KADOKAWA)が売上119万7000部で1位を獲得した。

 現時点で興行収入200億円突破と人気が続く同映画。08年から発表が開始された同ランキングの文庫部門で、アニメ作品の原作文庫による“年間売上100万部突破”と“年間1位獲得”は初の快挙となった。

 アニメ作品の原作文庫による同部門の最高位は、06年に単行本として書籍化され08年にテレビアニメ化、11年に文庫化された「図書館戦争」第1弾の43万4000部(年間12位)。「君の名は。」はそれを大きく更新した。

 また、文庫部門での年間売上100万部突破は6作目だが、「容疑者Xの献身」などいずれも実写化された作品の原作だった。

 「君の名は。」は山深い田舎町に暮らす女子高生と東京で暮らす男子高校生が夢の中で入れ替わる設定のもと、出会うことのない2人の出会いから運命の歯車が動き出すSF要素も絡んだ青春ラブストーリー。週間ランキングでは映画公開初週を対象とした9月5日付から10週連続で文庫1位を獲得するなど、今年度を代表するヒット作品となった。

 新海監督は「こんなにたくさんの方に手に取っていただけるとは、想像もしていませんでした。書いているときに考えていたのは、部数のことよりも、この本が豊かな小説世界への入口になったらいいなということです。この本で、初めて『小説』を読んだという若い方々が、『小説って面白いな』と感じてくださって、他の作家さんの偉大な作品にも触れるきっかけになっていれば、本当にうれしいです」とコメントした。

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