三浦九段「言いたくないですけど私を疑った棋士もいる」…会見での一問一答

2016年12月27日21時27分  スポーツ報知
  • 会見した将棋の三浦弘行九段

 対局中にコンピューターソフトを不正に使用した疑惑が指摘された将棋の三浦弘行九段(42)が27日、都内で騒動後初の会見に臨んだ。

 【冒頭発言】

 「私の潔白を信じて応援して下さったたくさんの方々にご心配をお掛けしたことを本当に申し訳なく思っております。

 第三者委員会の調査結果を受けてのことですが、驚いたのは、7月26日(の対局)で夕食休憩後の30分間の離席というものがそもそもなかったということで、それなら、そもそも疑惑自体がないんじゃないかと。それがおかしいと思いました。

 竜王戦挑戦者決定3番勝負でも、将棋連盟理事が監視していたということですが、監視していたにも関わらず不審な点はなかったと。ならば私を竜王戦7番勝負に出場させればいいではないかと。それなのに、出場出来なかったことは本当に残念です」

 【質疑応答】

 ―今、将棋に対して何を思うか。

 「将棋の勉強どころではなかったので、一刻も早く騒動が落ち着いて、元の環境に戻って。ブランクというか勉強していないと、すぐに対局して結果を出せ…でも、出さないといけないと思っています。一刻も早く勉強して、結果が残せるように頑張りたいと思っています」

 ―将棋連盟に求めたいことは。

 「無理なんでしょうけど、元の状態に戻してほしいです。叶わないでしょうけど、竜王戦をやり直し…難しいんでしょうけどね、元の状態に戻してほしいということです」

 ―今後の将棋界の在り方はどうあればいいのか。

 「コンピューターが強くなってきたことで…今回の竜王戦7番勝負で金属探知機(での電子機器のチェック)を導入しましたけど、そういったことが一番いいと思っていたんですよ。今回は私でしたけど、そうすると疑われるような方は出てこないでしょうし。相手を疑うのも嫌ですから。厳しい環境で事前チェックをすれば、気持ち良く力を発揮できる。これは前から提言したことではあるんです。こういった事態になったんですから、金属探知機とか厳しい環境で棋士が指していくのが、棋士を守る上でも一番いいんじゃないかと思います」

 ―どのような2か月を過ごし、どのような思いを抱いていたのか。

 「私個人のことだけでしたら何とか耐えきれるかと思いますけど、家族が参りきっていまして、なんでこんな仕打ちを受けなきゃいけないのかと。家族がひどい目に遭ったので思うところはあります。家族に迷惑を掛けていたことは申し訳ないなと思います。応援してくれる棋士の方も、私を信じてくれるファンの方々の存在も励みにはなっていましたけど、推測でいろいろ言われてしまうのはつらいですし、悔しい思いはあります」

 ―将棋とはどう接していたか。

 「勉強できない環境でしたので、弁護士とシロを証明するのが先ですので、そっちを頑張っていた生活を送っていました」

 ―これからは全力で対局に臨めそうか。

 「勉強を全くしてないんですけど、言い訳をしてはいけない職業ですので。騒動が落ち着くのも時間がかかってしまうと思うんですけど、出来るだけ早く盤駒に触れて、勉強を再開して自分の出来る範囲で努力したいと思います」

 ―棋士たちへの思いは。

 「信じてくれている棋士もいるんですけど、言いたくないですけど私を疑った棋士もいるわけで、気持ち良く対局に臨めるかというと…。でも、勝負師であるので、そういった感情に左右されずに対局に臨まないといけないと思います」

 ―順位戦での不戦敗など既に影響は出ている。

 「ひと言で言えば残念で仕方がないです。もう少しなんとかならなかったかなと思いますが、それを言ってしまうと出場停止処分(そのものの問題)に返ってくるんですけど」

 ―今後、どのように補償を求めていくか。

 「元の状態に戻してほしいです」

 ―第三者委員会とは、どのようなやり取りを。

 「ヒアリングをやっているうちに、(不正を)やっていないだろうなという印象になっていった気がしました」

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