西宮神社の「福男選び」、一番福は東日本大震災で被災の大学3年・鈴木隆司さん

2017年1月10日9時9分  スポーツ報知
  • 一番福になった鈴木隆司さん(中央)と二番福の渡部涼さん(左)と三番福の小野陽之さん

 商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫・西宮市)で10日早朝、本殿参拝の一番乗りを競う恒例の「開門神事福男選び」が行われた。

 一番福となったのは専修大3年の鈴木隆司さん(21)=神奈川・川崎市=。岩手・花巻市出身で、大船渡市在住の中学3年時に東日本大震災で被災。家族や友人は無事だったものの、住んでいたアパートは被害に遭い、3日間ほど避難所生活も経験した。被災地の思いも背負って初挑戦で福をゲット。「うれしいです。今年は運を持っているのかなと思います」と笑顔を見せた。

 二番福の渡部涼さん(24)=兵庫・三田市=は川西市消防本部に勤務する消防士。場所割りの抽選では20番となり、2列目からのスタートで見事に福を勝ち取った。「おばあちゃんが西宮でたこ焼き屋さんをやっているので、商売繁盛をお願いします」と優しい孫の顔をのぞかせた。

 三番福となった小野陽之(はるゆき)さん(16)=兵庫・西宮市=は西宮南高陸上部に所属する1年生。400メートルが専門で、持ち前の快足を飛ばした。陸上部の友人3人とともに参加したが小野さんだけが抽選に当選。「素直にうれしいです。友達には『三番福取ったよ』と報告します」と、早朝の“大仕事”を終えて始業式を控える高校に向かった。

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