石川雅己氏、討論会欠席も同時刻に小池塾へ!…千代田区長選29日告示

2017年1月29日6時0分  スポーツ報知
  • 討論会に出席した与謝野信氏(右)と五十嵐朝青氏

 今年7月の東京都議選の前哨戦で、小池百合子知事(64)と“都議会のドン”内田茂都議(77)の代理戦争とされる千代田区長選(2月5日投開票)は、29日に告示される。28日には同区内で立候補予定者の討論会が開催されたが、小池氏が支援して5選を目指す石川雅己区長(75)は欠席。「公務」を理由としたものの、ほぼ同時刻に行われた小池氏の政治塾「希望の塾」にはゲストとして出席した。区民からは「意見を戦わせてほしかった」との声が上がった。

 小池氏が現職の石川氏を推すのに対し、地元の内田氏ら自民党都連が元総務相の与謝野馨氏のおいで会社員の新人・与謝野信氏(41)を推薦する。この構図が「代理戦争」として、東京都の一行政区の選挙でありながら、大きな注目を集めている千代田区長選。両候補の直接対決が期待された討論会は、石川氏の欠席で“お預け”となった。

 討論会を主催した東京青年会議所(JC)千代田区委員会は「石川氏は公務のため欠席」と説明。事前に質問に答えたビデオ映像が流され、出席は与謝野氏と元会社員の新人・五十嵐朝青(あさお)氏(41)の2人だった。JCは昨年12月9日の立候補予定者への説明会後から、石川氏を含めた候補予定者に討論会への出席を要請していたという。

 「公務」を理由に欠席した石川氏だが、討論会とほぼ同時刻にいたのは会場からわずか3キロ、同区内で行われていた「希望の塾」の都議選対策講座の壇上。小池氏から「ちょうど選挙が始まるいいケースがあるので」と紹介されると「目先のことをちょこちょこやるのは政治屋。未来に向かって未来を考え政策を語るのは本当の意味の政治家です」などと熱弁した。

 終了後、「なぜ討論会に参加しなかったのか?」と問われると「いろいろ公務などありますので。急に言われても無理。申し訳ない」と話した。関係者によると、地元19団体の新年会をハシゴして、あいさつを行ったという。JCからの参加依頼を昨年のうちにメールで受け取ったことは認め「候補者全員がそろえば(出席を)考えます」と返答していたが、調整中に公務が入ってしまったとした。

 出馬表明時から「代理戦争とか、くだらないこと」と繰り返していた与謝野氏は、石川氏の欠席に「あちらの陣営は、ご用があったということで、私が言うことは何もない。自分の政策を話せる有意義な時間をもらったということです」と“我関せず”といった様子。五十嵐氏は「公務ということで欠席が悪いとは思わないが、石川さんにはいろいろ聞きたいことがあったので、残念でした」と語った。

 区民らは、石川氏の主張をビデオ映像で聞けたものの、当然のごとく他の候補者とのやり取りはなし。「仕事なら仕方ないけど、意見のぶつけ合いが見たかった」と肩透かしを食った様子だった。

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