都議会のドン・内田氏、都議選不出馬も「政界引退」は否定

2017年2月26日6時0分  スポーツ報知
  • 7月の都議選不出馬を表明した内田茂都議

7月都議選不出馬政界引退は否定 前自民党東京都連幹事長の内田茂都議(77)が25日、都内で行われた自民党千代田総支部の総務会で、7月2日投開票の都議選に出馬せず、議員を引退することを表明した。内田氏は会合後取材に応じ、不出馬の理由について高齢と健康上の不安を挙げた。ただ、「政界引退」は否定した。一方、内田氏を「都議会のドン」と指摘していた小池百合子東京都知事(64)はこの日「都議会も新しい波が来ていると多くの方々が感じているのでは」と述べた。

 「都議会のドン」の異名で強い影響力を持つ内田氏が、議員生活に自らピリオドを打つことを決めた。

 不出馬の理由として挙げたのは、高齢と健康上の不安。都連の内規で「任期中に80歳を迎える場合は原則公認しない」とあることに加え「持病があり手術もしましたが、あまり良くならなかった。この後の4年間、議員として政治活動をできるか不安がありました」。過去には脳梗塞を発症。2年前の暮れには、不出馬を決意していたとした。

 5日の区長選で自民が推薦した与謝野信氏(41)が、小池氏が応援した現職の石川雅己区長(76)に惨敗したことも引き金に。「支部長として責任を一人で背負わせていただけないかと申し出ました」。すでに都連の千代田支部長の辞職を申し出た。都議選において定数1の千代田区で、内田氏は当選が難しいともされており、自ら身を引いたという見方もある。

 とはいえ、今後も政治の世界に身を置く姿勢も見せた。「議員は辞めるが、自民党には区議時代からご恩を受けた。自分ができる限りの政治活動はやりたい」と政界引退は否定。“小池人気”に押される一方の都議会自民党を支援する考えを示し、「(小池氏は)二元代表制の世界に飛び込んで来たんだから、それをわきまえてほしい」とくぎを刺すことも忘れなかった。

 小池氏はこの日、地元・豊島区で行われた東京五輪・パラリンピックのフラッグツアーセレモニーに出席。内田氏の不出馬に「自分でお決めになることなので、コメントしようがありません。以上です、フフフ」と余裕の笑み。「都議会も新しい波が来ていると多くの方々が感じているのじゃないでしょうか」と、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」が都議選で躍進することに期待していた。

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