警官らが被災パトカー前で献花 住民を避難誘導中に津波に巻き込まれ殉職

2017年3月12日6時0分  スポーツ報知

 福島県富岡町では11日、町内の岡内東児童公園内に展示されている、津波で被災した福島県警双葉署のパトカーの前で同署の職員らによる献花が行われた。

 震災当時、双葉署の増子洋一警視(当時41)と、佐藤雄太警部補(同24=ともに2階級特進)が、住民の避難誘導のためパトカーで出動したが、津波に巻き込まれた。増子さんは同年4月に沖合約32キロで海上自衛隊の艦船により遺体が発見されたが、佐藤さんはいまだに見つかっていない。2人とも非番だった。

 同町の仏浜で見つかったパトカーの残骸には、殉職した2人の警察官への献花が絶えることがなかったが、14年末には宮本皓一町長が「自らの危険を顧みず多くの町民の命を守り抜き、殉職した警察官の勇気を感謝の気持ちを込めて後世に伝えたい」と保存を決定。15年1月に地元有志らは、レッカーで移動。同年3月から展示されている。

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