井山6冠がAIソフトと囲碁世界大会で初対局!「人間のいい部分を出す」

2017年3月20日19時51分  スポーツ報知
  • 健闘を誓い合う(左から)「DeepZenGo」開発チームの加藤英樹氏、中国代表ミ・イクテイ、井山裕太、韓国代表パク・ジョンファン

 AIソフトも参戦する、囲碁の初の世界大会「ワールド碁チャンピオンシップ」(21~23日、大阪・日本棋院関西総本部)の前夜祭が20日、大阪市内のホテルで開かれた。日中韓の代表3棋士とAIソフト代表「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」との4者が総当たりリーグで3日間対局し、優勝賞金3000万円を争う。

 組み合わせ抽選の結果、日本代表の井山裕太6冠(27)は、21日に韓国代表パク・ジョンファン9段(24)、22日に中国代表ミ・イクテイ9段(21)、23日に「―ZenGo」と対局する。プレーオフの場合は24日に優勝が決定する。

 井山は「この大会に日本代表として出場できて光栄。厳しい戦いになるのは目に見えているが、ベストを尽くしたい」と、地元・大阪でのビッグイベントに気を引き締めた。

 研究のための早碁でコンピューターと戦った経験はある井山だが、公式戦で腰を据えてコンピューターと対局するのは今回が初めて。「―ZenGo」は昨年11月に趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(60)を相手に1勝2敗の成績を収めた実力派で、当時、現地解説を務めた井山は「あの時点でかなり強かった。人間では考えられないスピードで成長していて驚異的。さらにパワーアップしているはず」と警戒した。

 一方で、「持ち時間3時間は人間には有利になると思う。形勢の悪い時に勝負手を出したり、揺さぶりをかけるのがAIに通用するかは分かりませんが、ねばり強さなど人間のいい部分を精いっぱい出したい」。前夜祭では「今晩、趙治勲先生に、どうすれば勝てるのかお聞きしなければ」と話し、会場を沸かせた。

 対局は連日、昼食休憩抜きで行われる。「―ZenGo」開発チームの加藤英樹氏(63)は、AIに成りきり「3日間連続で休みなしの対局。この点だけは、疲れを知らない私には有利」と、日中韓のトップ棋士3人を“挑発”した。

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