囲碁・趙治勲名誉名人が「井山よりAIに勝ってほしい」…その理由は?

2017年3月20日20時12分  スポーツ報知
  • 「ワールド碁チャンピオンシップ」の前夜祭で登壇した囲碁の趙治勲名誉名人

 囲碁の趙治勲(ちょう・ちくん)名誉名人(60)が20日、大阪市内で行われた「ワールド碁チャンピオンシップ」(21~23日、大阪・日本棋院関西総本部)の前夜祭にゲストで出席した。

 日中韓のトップ棋士3人にAIソフト代表「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」(以下『Zen』)が加わった、囲碁界初の世界大会。日本代表の井山裕太6冠(27)は23日に公式戦で初めてAIソフトとの対局に臨むが、趙名誉名人は「ほとんどの人は井山に勝ってほしいと思っているでしょうが、僕は『Zen』に勝ってほしいです」とスピーチし、会場を沸かせた。

 趙名誉名人は昨年11月の「第2回囲碁電王戦」3番勝負で「Zen」と対局。2局目で敗北を喫し、「囲碁でもAIが人間を超えた」と話題になったが、結果は2勝1敗と勝ち越している。「『Zen』がもし優勝すれば、世界で一番強いのは誰ですか?」と、今回の結果次第で“最強”の看板が転がり込む事を期待。「そうすれば『Zen』は僕に再挑戦するでしょう。そこで返り討ち! 僕は今は人間には勝てないですから。ただ、僕はコンピューターには強い。これからは私の時代です!」と話し、爆笑を誘った。

 井山は、21日に韓国代表パク・ジョンファン9段(24)、22日に中国代表ミ・イクテイ9段(21)、23日に「Zen」と対局。「パクさんには先月の応氏杯でいいところなく負けてしまった。まずは明日(21日)、ベストを尽くしたい。『Zen』とは最終日なので、それまでに敗退が決まらないよう、いい形で当たりたい」と話した。

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