小3女児リンさんお別れ会、500人が涙「日本は安全だと思っていたのに…」

2017年3月31日20時50分  スポーツ報知

 千葉県我孫子市の排水路脇で遺体で発見されたベトナム国籍の小3女児、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)のお別れ会が31日、リンさんの自宅がある松戸市内で営まれ、リンさん同級生や在日ベトナム人ら約500人が参列した。

 葬儀はベトナムの仏式で営まれ、僧侶が読経した。祭壇の脇にはすすり泣く両親が並んで座っていた。市関係者によると憔悴(しょうすい)しきった様子で、泣いたり、放心状態になったりを繰り返していたという。父親は一言だけ「リンちゃんのためにありがとうございます」と声を振り絞ってあいさつした。

 参列者のうち約150人はリンさんが通っていた松戸市立六実二小の同級生とみられる子どもたちだった。それぞれ同伴した父母と一緒に焼香し、りんさんが眠る棺にピンクの花を入れていた。

 六実二小の古庄誠校長は以下のように弔辞を読み上げた。

 「謹んでレェ・ティ・ニャット・リンさんのご霊前にお別れの言葉を捧げます。リンちゃん、あなたと二度度と会うことができないとは、まだ信じられない思いです。毎朝、リンちゃんは笑顔いっぱいで元気にあいさつし、クラスはいつも明るい雰囲気に包まれていました。校長先生も感心していました。突然の悲しい知らせに驚き、このことをまだ、受け入れられません。六実二小のお友だちみんなも同じ思いです。リンちゃんは、学校のお友だち、先生方、地域の皆さんの心の中にずっと生きています。どうか天国から六実二小を見守ってくださいね。安らかにお眠りください」

 お別れ会には松戸市の本郷谷健次市長も参列。「子どもたちはリンちゃんが生き返ればなあという思いで見守っていた。再発防止策をもう一度検討して、4月以降子どもたちが新しい環境で安心して学校へ行けることを最優先に全力を挙げたい」と話した。

 在日ベトナム人も約100参列し、献花した。リンさんの家族が川崎市に住んでいた時に交流があったという45歳のベトナム人男性は「こんな目に遭うなんて、かわいそうで言葉が見つからない。お父さんはIT関係の仕事を一生懸命やっていてがんばり屋さん。子どものためにたくさん努力していたのに…」と声を詰まらせた。

 品川区在住のIT関連会社勤務のチャン・ディン・カインさん(27)はリンさんと面識はなかったが、在日ベトナム人のコミュニティーサイトでお別れ会を知って参列。「日本は安全だと思っていたのに心配になった。犯人を早く見つけて欲しいです」と祈るように話した。

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